プロフィール
グループ名:いぎなり東北産
メンバー (上段左→)
- 律月 ひかる
- 北美 梨寧
- 葉月 結菜
- 安杜 羽加
- 吉瀬 真珠
- 橘 花怜
- 桜 ひなの
- 藤谷 美海
- 伊達 花彩
スターダストプロモーション仙台営業所の9人組レッスン生グループ
結成:2015年
所属事務所:スターダストプロモーション
活動拠点:東北
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延長戦
先日、東北を拠点に活動している9人組アイドル”いぎなり東北産”がサブスクを解禁したのを受け、前々から興味があったので配信されている(+1stシングル)の全36曲を聴いて感想を書きました。
いぎなり東北産がサブスクを解禁したので全曲を聴いた率直な感想を書きました
ありがたいことに、いぎなり東北産のファンの方々を始め多くの方に読んでいただき、ポジティブな感想もいただきました。
中にはファンの方から少し厳しめの意見もいただきましたが、あくまでも楽曲のみを聴いた感想ですのでご了承ください。
(実際に現場にも行ってみたいので、ライブに行った際の感想も書きたいなと思っています。)
前回は記事の都合上5曲に絞って紹介したんですが、どうしても書き足りないことがあったので、今回は【延長戦】と題して1つのテーマに絞って気になった曲の感想を書きました。
まじかる☆ひもり
いぎなり東北産の楽曲を全て聴いている中で、いい意味で「なんだこの曲?」と思ったのは共通してこの”まじかる☆ひもり”が作詞作曲を務めた曲だった。
仙台を拠点に活動するヴィジュアル系バンド・Jin-Machineのギターで、バンド内での活動名はマジョリカ・マジョルカ・マジカルひもりだそうだ。(これ以上掘り下げるとよく分からなくなるので割愛する。)
”まじかる☆ひもり”はいぎなり東北産に4度の楽曲提供を行っているのだが、どれも妙にクセになる楽曲ばかり。
なので今回は”まじかる☆ひもり”提供曲に絞って感想を書いていく。
乾杯ニッポン
初の楽曲提供は4thシングル「いただきランチャー」のカップリング『乾杯ニッポン』
テクノポップで飲み物を羅列していったかと思えば、アラビア風の音楽をBGMに英語で自己紹介初めて、2番ではセリフパートがあったり、ギターソロがあったり情報量がてんこ盛り。
間奏もアイドルソングのコールではなく飲み会のコールを差し込んだりとユーモアも忘れていない。
コミックソングなのだが、サビではテンポを速めたキラキラのアイドルソングにこれからのいぎなり東北産を象徴するようなポジティブな歌詞を乗せ締めるところはしっかり締める。曲の中で緩急はもちろんメリハリがついている。
あと、1番のアラビア風の音階と2番の「赤あげて、白あげて」で『ミニモニ。ジャンケンぴょん』を連想したんだけど、意識してるのかな?
青春修学旅行
6thシングル「百花繚乱物語」のカップリング『青春修学旅行』
可愛げのあるピコピコ音とハードコアサウンドのイントロの融合具合も最高で、全体的には修学旅行のワクワク感をそのまま表したようなお祭りダンスミュージックになっている。
歌詞はまくら投げが軸になっているのだが、メタルなハードコアが相まって「開戦じゃあぁぁ」とあるように可愛らしさはなくなり負傷者が出るほどのまくら投げが想像できる。そこと修学旅行あるあるが満載のギャップも愛おしい。
あなたは
8thシングル「No make」のカップリング『あなたは』
始めはピアノをバックに川嶋あいぐらい優しい歌声で歌っているのに、急に曲調が激しいメタルに豹変。ツーバスどころじゃなく、全体的にバスドラム打ち込みすぎ。
「可愛いから観に行ってみよ」と思ったら「CD買って」「ライブに来て」と懇願され、「ちょっと無理かも」なんて思えば「ムリだなんて言わせないから」とよりハードルの高い要求をされる。
究極のメンヘラソング
それがなぜか許されるのはアイドルならではの可愛げがあるからだろう。
実は先ほど紹介した『乾杯ニッポン』では「東北から日本」と言ってるのだが、『あなたは』では「東北からアジア」「東北から世界」と要求がエスカレートしている。
歌詞の中から”まじかる☆ひもり”が辿ってほしい”いぎなり東北産”のストーリーがあるのだと感じた。
sister
アルバム「東北インバウンド」に収録されている『sister』
メンバー全員が兄弟がいるから作られた(葉月結菜ブログ情報)のだが、『Papa』『HOME』に続きいぎなり東北産の家族ソングについてはハズレがない。
先ほど紹介した3曲とは全く違う落ち着いた曲調でジャンルの幅広さに驚かされるし、歌詞が真っ直ぐすぎるほど素直に綴られているのも印象的だ。
まとめ
まじかる☆ひもり楽曲の特徴としては、やはり自身のバンドで磨いてきたメタルを中心とした音楽性とコミックバンドならではのユーモアが存分に発揮されている。アイドル特有のコールも入れやすい作りになっているし、よく考えて作られているのがわかる。
かなり歌詞も含め情報量が多いのだが、きっちりと曲としてまとまっているのは4曲とも「落ちサビ」を丁寧にしているからだろう。
コミック色の強い曲でメリハリをつけれるのは相当腕がある証拠だ。
もっと”いぎなり東北産”と”まじかる☆ひもり”のコラボ曲が聴きたいものである。
(文:つちへん)
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