プロフィール
山犬映像さんに新しいアーティスト写真を撮影して頂きました。
— SiMA (@SiMAhbb) November 14, 2020
山犬映像https://t.co/ml5XLU9ILf pic.twitter.com/eEEwHGmXAk
アーティスト名:SiMA
ジャンル:ヒューマンビートボクサー
前職:阪急電鉄の車掌
ハモネプ2010出場
過去、所属していたバンド・ユニット
- FUNKIST(2015~2017)
- deux-leo(2017-2018)
前書き
2020年、名だたるアーティストが楽曲を発表し『香水』や『紅蓮華』など大ヒットした楽曲も数多くあった。
自分も1年を通してさまざまなアーティスト、楽曲に触れてきたが、その中でも特に印象に残った曲がある。
ヒューマンビートボックサーであるSiMAがリリースした『Overdrive』という曲だ。
”ヒューマンビートボックス”で奏でる”変拍子”のビートを”Livelooping”で1つの楽曲にする。
新たな音楽の可能性を切り開いた1曲だと思う。
『Overdrive』
かっこよすぎる。ヤバい。
まず、基本となるハイハットのビートが5拍子で始まる。続いてバスドラムとスネア、でベース、コーラスと7つの素材を先にプレイし、ループさせることでインスト楽曲を作り出す。この時点ヒューマンビートボックスの幅広さが体感できるのだが、そこにSiMAのボーカルが乗っかることで1つの歌が完成している。
さらにliveloopを操作することで、このパートはコーラス抜き、このパートはベース抜きと一人で音の抜き差しが自由になっている。7つの素材を自在に組み合わせることで、緩急や抑揚のついた楽曲になるのだ。
終盤(3:57)のフィルもかっこいいし、5拍の変拍子が自分の音楽性癖にドンピシャに刺さる。
楽曲自体は6分と長いが、楽曲が作られていく過程まで楽しめるので何度でも聴けてしまう。
過去の活動
ここからはSiMAが過去に所属していたバンド・ユニットの曲も紹介していこうと思う。
FUNKIST
自分が人生で一番初めに好きになったバンドがFUNKIST。2015年に加入してそこで初めてSiMAの存在を知り、ライブも何度か観に行ったことがある。
元々、パーカッションがいたバンドで加入当時はどうだろうと思ったいたが、実際聴いてみるとビートの力強さと音のバリエーションに驚いたのを覚えている。『三日月トリップ』でもロックバラードにアクセントを加える重要な役割を果たしている。
”ヒューマンビートボックス”というパートをはっきりと認識した瞬間だった。
deux-leo
FUNKISTを脱退して、すぐに組んだユニットdeux-leo。
2人組(後に4人組)だったためドラムがいたFUNKIST時代よりも音が際立ち、パフォーマンスが前面に押し出されている。ボーカルのAKoYaのパワフルな歌声も魅力的だ。
少人数でより存在価値が高まったのだと感じた。
まとめ
ヒューマンビートボックスはアーティストを支える土台だと思っていたが、1人でも音を重ねることで自身の作った土台に立ち自身が歌うことも出来るのだとわかった。
SiMAは新たな音楽のジャンルを切り開いているのではないだろうか?
自分で出来得る最大限の能力を活かして、1人で曲を完成させる。
今までに体験したことのない音楽に触れている気分だ。
(文:つちへん)