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『PPAP』で大ブレイク!ピコ太郎の曲にはなぜ”アレ”が多いのか?意外な共通点とは?

プロフィール

 

 
 
 
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名前:ピコ太郎
年齢:56歳
生年月日:1963年7月17日
出身地:千葉県
血液型:A型

プロデューサー:古坂大魔王

 

 

PPAP

2016年、日本だけでなく世界中で一大ブームとなったピコ太郎の『PPAP

 


PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)

 

”ペン”と”リンゴ”を合体させた「アッポーペン」
”ペン”と”パイナップル”を合体させた「パイナッポーペン」

それら2つを合体させ「ペンパイナッポーアッポーペン」を作る奇妙な歌だが、YouTubeで公開すると世界中で話題となり、動画は現在までに約1億3000万回も再生されている。(2020年9月17日現在)


PPAP」がここまで流行ったのはジャスティンビーバーがツイッターで拡散したことも大きいが、子どもたちがネット上に「カバー動画」をたくさんあげたことも大きな要因である。

ではなぜ、ピコ太郎の曲はこれほどまでに子どもの間で流行ったのだろうか?

それは、ピコ太郎の曲に半濁音が多く含まれているからだと考えられる。

半濁音の法則

半濁音とは「p」を含む音、つまり半濁点「゜」が付くパ行の総称である。

この半濁音は、口唇に意識が集中する赤ちゃんにとって気持ちがいい発音とされており、無意識に言いたくなったり、真似したくなる効果がある。

そのため、子ども向けのエンターテイメント、アニメ、お菓子には半濁音が使われているケースが多い。

また、半濁音には言葉自体に明るい印象や親近感を与える効果もあり、「ポンキッキーズ」「アンパンマン」「ポッキー」など、子どもから大人まで長い間親しまれているものには、半濁音が使われている傾向がある。

これを【半濁音の法則】と言うこともあるらしい。

”ピコ太郎”というネーミングも「ピコピコした電子音」から取っているのだろうが、見た目の怖さを中和させるためにあえて頭文字を「ピ」にしているとも考えられる。

子どもの間で『PPAP』が流行ったのは、無意識に口ずさんだり真似したくなる半濁音が含まれているからだろう。

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子ども向け

ピコ太郎は『PPAP』以外にも数多くの曲を出している。

しかし、むやみやたらに【半濁音の法則】を使っているわけではない。

むしろ、ほとんどの曲には含まれていない。

では、この【半濁音の法則】を使うか使わないかはどのように決めているのか?

その基準はたった一つ

子ども向けであるか否かということだ。

Vegetable


Vegetable(ベジタボー)/Momoclo-chan Z×PIKOTARO(ももくろちゃんZ×ピコ太郎)

例えば、子ども向け番組「とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー」のMCを務めるアイドルグループ・ももいろクローバーZ(ももくろちゃんZ)とのコラボ曲『Vegetable』

この曲は野菜の名前を羅列するだけの歌なのだが、「プチトマト」「ポテト」「パンプキン」「パセリ」とあえて半濁音の付く野菜を選んでいる。

動画の最後の会話でも半濁音が含まれる単語で会話していることから、意図的に半濁音を使用していることがわかる。

Vegetable

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ピカとピコ


PIKA to PIKO(ピカとピコ)/Pikachu(ピカチュウ) & PIKOTARO(ピコ太郎)


さらに今年の8月31日に公開された「ポケットモンスター」のキャラクター“ピカチュウ”とのコラボ曲『ピカとピコ』

ポケットモンスター」も【半濁音の法則】に当てはまっているものの一つだ。
(おそらく”ピチュー” ”ピカチュウ”人気があって、”ライチュウ”に人気があまりないのは【半濁音の法則】が影響しているからだろう。)

コラボ曲では、ピカチュウの「ピカチュー」「ピカッ」などの鳴き声を多用し、半濁音を曲内に散りばめている。

ピコ太郎の楽曲は一見するとただふざけているだけの曲に聴こえるが、実際は戦略的に歌詞を書いているのだ。

 

 

戦略的な一面

ピコ太郎は、コロナが蔓延し始めた今年の4月に『PPAP -2020-』を公開した。


PPAP-2020-/PIKOTARO(ピコ太郎)

原曲の『PPAP』とは違い、”ソープ”と”ハンド”を合体させ手洗いの重要性を訴えている。
もちろんこの曲でも”ソープ”と半濁音が使われており、手洗いに関して興味がない子どもに親近感を持たせ促している。

PPAP -2020-」では『PPAP』の部分を「Pray for People And Peace(人々と平和のために祈る)」としている。

4年前に流行った曲を、今の時代に必要なメッセージに替えて発信し続ける。

おふざけの裏に見える戦略的な一面と、時代を冷静に見極める客観性を持つピコ太郎の楽曲は、流行るべくして流行ったのかもしれない。

PPAP - 2020

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(文:つちへん)

 

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