前置き
こちらの記事で"楽曲派アイドル"と称されるsora tob sakanaのメインとなる楽曲を5曲紹介したのだが、それ以外のカップリング・アルバム曲などもsora tob sakanaを彩る素敵な楽曲が揃っている。
なのでこの記事では紹介できなかったMVにもなっている楽曲や発売されているシングル、ミニアルバム、アルバムを【一言メモ】を添えて紹介していく。
MV
「魔法の言葉」
【一言メモ】
ピコピコ感が耳に残るアイドルらしい曲。
拙いながらも一生懸命に唄う姿勢がグッとくる。
瞬間的な音にリンクするMVの映像の切り替えが視覚的な音楽の楽しさを与えてくれる。
夏の扉
【一言メモ】
激しいドラムとフィルムで撮影したような淡いMVが夏の思い出を思い起こさせる。
「君」と「僕」が登場するストーリー性のある歌詞にも注目してほしい。
Lightpool
sora tob sakana/Lightpool(Full)
【一言メモ】
メジャーデビュー第一弾のMV。
演奏に押されがちだったインディーズ時代とは違い、ボーカリストとしての成長が感じられる。
成長した彼女たちの表現力と楽曲、映像の美しさとクオリティに思わず息を呑んでしまう。
Lighthouse
sora tob sakana/Lighthouse(Full)
【一言メモ】
壮大なバックミュージックに呼応するかのように、個性が重なった綺麗なユニゾンが響き渡る。
楽曲に合わせて一枚の絵が完成する行程を様子を見せる特殊なMV。
次第に光が描かれ明るくなっていく絵は曲の明るさともリンクしている。
knock!knock !
sora tob sakana/knock!knock! (Full)
【一言メモ】
「新しい扉を開く」という意味でのタイトルに、歌詞は架空の旅行プランを意識して「」が付けられた一番と、それを別視点から見る二番の批判的な要素のある表裏がある曲になっている。
サビ前の民俗音楽に似たドロップもクセになる。
シングル
夜空を全部
- 夜空を全部
- Moon Swimming Weekender
- クラウチングスタート
【一言メモ】
記念すべき1stシングル。
イントロからギターの主張が激しい問題作「Moon Swimming Weekender」が収録されている。
魔法の言葉
- 魔法の言葉
- 新しい朝
- 広告の街
- 魔法の言葉(instrumental)
【一言メモ】
「魔法の言葉」「新しい朝」と可愛い曲を並べるも、3曲目に第二の問題作「広告の街」が収録されている。
New Stranger
- New Stranger
(TVアニメ「ハイスコアガール」オープニングテーマ) - silver
- 発見
【一言メモ】
「発見」は幾何学的で無機質な音楽で、MVは楽曲プロデューサーである照井順政の所属するハイスイノナサの「地下鉄の動態」を思わせる。
アルファルド
- アルファルド
【一言メモ】
配信限定シングル
アコースティックギターのアルペジオに乗っかるピアノが特徴的な曲。
ささやかな祝祭
- ささやかな祝祭
(TVアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ」エンディングテーマ) - 乱反射の季節
- ブルー、イエロー、オレンジ、グリーン
【一言メモ】
「乱反射の季節」はリード曲の「ささやかな祝祭」に引き続きファンタジーな楽しい楽曲。
「ブルー、イエロー、オレンジ、グリーン」はsora tob sakanaでは初のポエトリーリーディング。綺麗なコーラスワークも楽しめる。
流星の行方
- 流星の行方
(スマホゲーム「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~」主題歌)
【一言メモ】
配信限定シングル
いつものバンドサウンドにストリングスや管楽器、打楽器と重厚感のあるサウンド。
flash
【一言メモ】
「パレードがはじまる」はファンの間で「パレパレ」という愛称で親しまれるダンスナンバー。
「踊り子たち」は全編7拍子のノスタルジックな曲。
ミニアルバム
cocoon ep
- ribbon
- タイムマシンにさよなら
- 夢の盗賊
- tokyo sinewave
- 透明な怪物
- 夜間飛行
【一言メモ】
合唱曲で始まる「透明な怪物」の2番からの爆発力が最高。
「夜間飛行」は楽曲もさることながら、ライブでのソロダンスパートが見どころ。
alight ep
- Lightpool
- 鋭角な日常
- 秘密
- Brand New Blue
- 蜃気楼の国
- Lighthouse
【一言メモ】
「Lightpool」「Lighthouse」を軸にパーカッションとブラスが効果的な「鋭角な日常」やスローバラードの「蜃気楼の国」などバラエティーに富んだミニアルバム。
アルバム
sora tob sakana
- 海に纏わる言葉
- 夏の扉
- 広告の街
- 夜空を全部
- 魔法の言葉
- まぶしい
- My notes
- Summer Plan
- 帰り道のワンダー
- おやすみ
- Moon Swimming Weekender
- 新しい朝
- ケサランパサラン
- クラウチングスタート
【一言コメント】
セルフタイトルのsora tob sakanaの代名詞的な1stフルアルバム。
シングルカットで発売されていた「夜空を全部」「魔法の言葉」に加え、SoundCloudで配信されていた楽曲を含めた全14曲を生演奏で再録したアルバム。
「広告の街」や「Moon Swimming Weekender」といった演奏が際立つ楽曲
「帰り道のワンダー」や「ケサランパサラン」といったアイドル色が際立つ楽曲
この2つの色が出ている楽曲たちをバランスよく収録していて、構成がしっかりとしている。
『sora tob sakana』はアイドル楽曲大賞2016のアルバム部門で1位を獲得。
World Fragment Tour
- whale song
- knock!knock!
- FASHION
- タイムトラベルして
- 燃えない呪文
- 嘘つき達に暇はない
- 暇
- ありふれた群青
- シューティングスター・ランデブー
- World Fragment
- WALK
【一言メモ】
2ndフルアルバムとなった『World Fragment Tour』は1stアルバムと違い、単純にメンバーのスキルや表現力が上がっている。
それにより、主張が激しかった楽曲とアイドル色が上手く混ざり合い、洗練されたsora tob sakanaの新たな魅力が詰まった印象。
さらに、このアルバムでは制作陣に中川大二朗(JYOCHO、ex.宇宙コンビニ)、蓮尾理之(siraph、ex.School Food Punishmentなど)、シンガーソングライターの君島大空を招き、照井とは違った角度の曲も収録されている。
アルバムを通してポップで明るい曲が多く、メジャーアーティストへと進化したsora tob sakanaの成長を感じさせる。
まとめ
sora tob sakanaの魅力は語りつくせない。
そういう一筋縄ではいかないところが、"楽曲派アイドル"のいいところだったりする。
ぜひお気に入りの曲を見つけてほしい。
(文:つちへん)