「オンガクノリバ」の運営者であるつちへんがその週に聴いた曲の中でよかった曲や繰り返し聴いた曲を紹介するだけの記事です。
【2020年8月17日~23日】
- 私立恵比寿中学『23回目のサマーナイト』
- 私立恵比寿中学『誘惑したいや(2020 ver.)』
- フレデリック『されどBGM』
- sympathy『有楽町線』
- クマリデパート『サマーニッポン夏サマー[∞summer ver]』
私立恵比寿中学『23回目のサマーナイト』
8月21日に配信が開始された「FAMIEN'20 e.p.」に収録されている曲。
まずこの曲の見どころ、というよりMVの見どころを紹介する。
全部
「一部を切り取って紹介をするのが見どころだろ!!サボるな!!」とお思いの方は、一度見てから言ってほしい。
とにかくMVの全シーンが可愛すぎる。
メンバープロデュースのデートムービーで、メンバー各々のシチュエーション、服装、表情、仕草を恋人目線で楽しむことができる。
さらにMVに目が行ってしまいがちなのだが、楽曲もキュンキュンするポイントがいくつも散らば目られている。
女性が聴けば【積極的な女性への共感ソング】
男性が聴けば【消極的な男性への応援ソング】
もちろん目線を変えればどちら側としても楽しむことができる。
これは繰り返し聴いて(見て)しまう。
私立恵比寿中学『誘惑したいや(2020 ver.)』
こちらも『23回目のサマーナイト』と同じく、8月21日に配信が開始された「FAMIEN'20 e.p.」の収録曲。
『誘惑したいや』は元々エビ中の9人時代に発売されたアルバム「中人」に収録されており、後に8人体制で発売されたベストアルバム「中辛」~エビ中のワクワクベスト~には、かほりこが参加した「誘惑したいや(中辛ver.)」が収録。
そして今回、ツイッターで行われたアンケートで最多投票を集めた『誘惑したいや』が6人verで再録されたのだ。
ということで3つの『誘惑したいや』を聴き比べできるようになったのだが、とにかく成長がとてつもない。
もちろん歌唱力の成長もありサビの一人ひとりのフレーズも際立つのだが、純粋に年齢が上がったため大人っぽさも感じられるようになっている。
推しだからというのもあるが、1番サビの小林歌穂パートは師匠の安本彩花がインスタのストーリーで言うようにエモい。
20歳になり、大人の余裕や哀愁まで感じさせるほどの成長ぶり。
1曲だけの再録がもったいなく感じるが(本当は全曲6人verが音源化されてほしい)、『誘惑したいや』は今のエビ中を表すのにピッタリだったのではないだろうか?
もちろん水道水のことを歌ったヒャダイン曲『Sweet of Sweet~君に届くまで~』も最高だし、昨年発売されたフルアルバム「MUSIC」にももクロとのコラボ曲として収録されていた『COLOR(エビ中6人ver)』も最高。総じて「FAMIEN'20 e.p.」は最高なので、まだの方はぜひ聴いてほしい。
フレデリック『されどBGM』
自分がいつの間にか邦ロックからアイドルへとシフトしてしまっていたので、久しぶりに聴いたのだがやはりフレデリックの中毒性は他とは別格。
サビで繰り返す「たかがBGM されどBGM」がどうやっても頭から離れない。SASUKEの第1ステージにあった三段ローリング丸太も間違いなく耐えるしつこさ。
フレデリック 新曲 一部だけやけど、聴いてや
— 三原 健司(フレデリック) (@kenditter) June 12, 2020
”たかがBGM” ”されどBGM”
どっちの言葉に共感する?
後者の言葉を選んだ君なら、この曲好きやろうなぁ。
「されどBGM」 pic.twitter.com/p3oMtCMEnn
その上、メッセージ性まで含んでくる。
フレデリックの凄さは、1曲の中に[キャッチーさ]と[メッセージ性]を共存させるところにあると思う。
それが存分に発揮されている曲だった。
sympathy『有楽町線』
高知県出身のガールズバンド、sympathy
2015年か16年ぐらいにスペースシャワーTVで知って以来、日常的に聴くではないのだが無性に聴きたくなる中毒性を持っていて、今週はその周期が訪れた。
女性ボーカル特有ののびやかなハイトーンと、言葉を詰め込んだ語感のいい歌詞がいい意味で軽く聴き心地がいい。
クマリデパート『サマーニッポン夏サマー[∞summer ver]』
4人時代に発売したアルバム「ココデパ」に収録されていた『サマーニッポン夏サマー』を6人体制で再録。
BPM早めのダンスビートと耳に残るメロディが特徴のこの曲。
原曲の3分28秒から、∞summer verではサビをさらに繰り返し4分31秒と約1分も増量。
まさに∞(エンドレス)に聴きたくなる爽快な曲。
(文:つちへん)